バングラデシュの首都ダッカでは、約21万人もの子どもたちが路上で暮らしています。貧しい生活から逃れるために故郷の村を離れた子どももいれば、両親の離婚や暴力など家庭内の問題が原因で、心の傷をかかえたままダッカの路上で生活するようになった子どもも少なくありません。小商い、荷運び、靴磨き、ごみ拾いなどによって現金収入を得、自力で精一杯生きている子どもたちですが、不衛生な環境のために病気になったり、理解のない町のひとたちに虐げられたり暴力の対象になったりで、その生活は絶えず危険にさらされています。「ドロップイン・センター」は、そんな子どもたちの安全を確保し、自立への一歩を後押しする場所。初等教育クラス、ケガの治療、そしてカウンセリングや相談などによる心のケアが受けられます。1日100名近くの子どもたちが利用するドロップイン・センターですが、今は設備や人件費が足りなくて8時半から17時までしかオープンできません。子どもたちが安心して夜をすごせるよう、宿泊施設も備えた24時間のセンター運営を可能にするために、皆さまのご協力をお願いいたします。 |