2001年1月に開始した「緊急ファンド」。「緊急ファンド」は旅疲れた身寄りのない者に「ひと時の休息」の場を提供し、安堵の輪を広げ、政治庇護を求めながら日本で心細く暮らす方々を励ますきっかけとなっています。来日直後で日本語も英語もわからない方、仕事や住まいを1人で探すのが困難な方、病院での診察が必要な方などに、難民支援協会メンバーが付き添う手伝いをしていますが、「緊急ファンド」はそのような活動において、困窮した難民申請者の生活費・宿泊代・交通費・医療費などにあてられています。ファンドに寄付をしてくださった皆様に感謝の気持ちをこめ、今回は「緊急ファンド」一年目の報告をお届けします。支援実施の内訳は、8カ国、のべ19件。事業費のうち、30万円は貸出中です。執行ケース、執行内容の詳細については、難民支援協会のホームページ(http://www.refugee.or.jp/)でご紹介していますが、「緊急ファンド」執行の一例としてボランティア伊藤友美さんの支援日記をご紹介します。(次のページへつづく) |