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Think
About NPO |
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NPOって何だろう?言葉の定義はそれはあるけど、言葉に込められた想いや希望は、その人や関わり方によってひとそれぞれなのでは?毎回、NPOに関わられている識者の方やオピニオンリーダーの方からそれぞれのNPO観を語っていただいています。もちろん、考え方を強制するつもりはありません。いろいろな人の考えを参考にしながら、あなたのNPO観をおつくりいただければと思います。 |
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Think About NPO Vol. 2 |
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自分の信念やスタイルに合わせて
行動できるのがNPO
間違いなくこの道を選んで
よかったと思う。
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官僚からNPOに転身し、循環型社会を探求し続ける加藤三郎氏。今回はNPO生活満8年ということで、寄稿していただきました。
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27年間の官僚生活を経て、NPO>生活に入ってはや満8年。先日9年目に入った。昔の友人の中には、「官僚生活を満喫し、天下りでもした方が良かったんじゃないの」と今もって聞く人がいるが、私自身の答えは明確だ。間違いなくこの道を選んで良かった、ということである。なぜか。まず、思考、思想、発言、行動等に全て自由がある。もちろん全てに責任も伴っているが、これまでと違って、上を見たり下を見たり、右を向いたり左を見たり、そういう配慮は不要だ。自分の信念やスタイルに合わせて行動すれば良い。
行動するといっても、よく言われるように資金面では必ずしも十分ではないけれども、それでも私と私のスタッフは、8年は生き延びることができ、かつ将来の日本にとっても世界にとっても意味のある活動をし抜いていると自負している。だからといって今のままで良いわけではない。この激しい時代の変わり目で、NPOを志願する若者たち、あるいは公務員生活や会社員生活では得られなかった充足感を求めて、NPOに関心を寄せる中高年が増えてきたが、その人たちを受け入れる十分なキャパシティが、残念ながらこちらにない。志や、知的キャパシティは十分にあると思うが、彼らの活動と生活を支える資金面でのキャパが十分ではないのだ。
そのようなことを考えると、官でもなく、また、いわゆる営利追及の民でもなく、しかも日本の活性化に不可欠な、言ってみれば漢方薬あるいは栄養剤のような、NPOというものの存在理由と活動理由が、国民に理解され、支持されるようになるためにも、NPOを支援する仕組みはあればあるほどよい。そのようなことを強く願っている今日この頃である。
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加藤 三郎
(かとう さぶろう)
NPO法人 環境文明21
代表
1939年生まれ。66年東京大工学系大学院修士課程修了、厚生省入省。71年環境庁設立とともに同庁で公害・環境行政を担当。90年初代地球環境部長に就任。93年退任し、環境文明研究所設立。
主な著書に「環境の世紀」(毎日新聞社、2001年)、「循環社会創造の条件」(日刊工業新聞社、1998年)、「岩波講座 地球環境学」第1巻
現代科学技術と地球環境学、第2巻 地球環境とアジア、第10巻 持続可能な社会システム(編著、岩波書店、1998-99年)、「地球市民の心と知恵」(中央法規出版、1998年)、「環境と文明の明日」(プレジデント社、1996年)、「豊かな都市環境を求めて」(財団法人日本環境衛生センター、1986年)など、その他論文多数。
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