2001年2月末、欧州の火薬庫バルカン半島の真中に位置するマケドニアの西部、北部地方都市で、アルバニア人分離独立派組織 NLA(国家解放軍)が権利の拡大を求め武装蜂起し、山岳部の多くの村々を武装占拠するに至りました。
この危機により3月から6月までの間に12万人以上の人々が避難民となっており、苦しい避難生活を強いられています。彼らの多くは親戚や友人の家に身を寄せていますが、一部の身寄りのない人々は政府の提供する収容センターで生活をしています。
政府や国際社会による避難民向けの人道支援は、今のところ一時的なものに留まっており、危機が深刻化・長期化する中で、本格的な支援の必要性は高まるばかりです。
AARでは国内避難民に対し、緊急に食糧および衛生用品の配布を行っています。皆さまのご支援をお待ちしています。 |