養殖池の中の水は流れが無く浅いため、日中しばしば温度が高くなり、酸欠に近い状態になるため魚は水面にでて酸素を吸い、エビは脚を使って水面に出ている草などを伝って這い出る習性があるそうです。しかし雑草はしばしば絡み合っているため、一度這い上がった稚エビが再び水中に戻ることができず、干上がってしまうケースが多く見られたそうです。ところがマングローブ植林後は養殖池の真中に真直ぐ伸びる幹が稚エビたちにとって日中の格好の安全性の高い休息場所になっているとのことです。これからは、もっと植林場所を増やして、マングローブ林の生態を回復させるとともに、それを活用したエビ養殖の振興をはかって、地元の住民の生計の安定を目指します。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 |