5月末に続いた豪雨によって洪水に襲われたミャンマー連邦中部では、アムダ救援チームがかけつけ、現在も緊急救援活動に従事している。アムダチームは、メッティーラ市周辺ではとくに大きな被害をうけたテードーリー村に仮設トイレを設置した。テードーリー村は43戸の家屋全てが流失、243人の村人全員が避難キャンプでの生活を送らざるを得なくなった。キャンプはかつての村を一望できる高台に設けられているが、キャンプ内にトイレが設けられていなかったため、当初から衛生管理上大きな問題となっていた。実際、不衛生な住環境のため、下痢に苦しむ村人も続出している。日本の梅雨同様、ミャンマーの雨季も衛生問題が深刻さを増す時期であり、この非常事態下では、とくに感染症の発生が懸念される。
アムダ ミャンマーでは、中長期的な支援活動としてトイレや井戸建設、巡回診療による感染症予防促進など、これまで以上に浄水供給と衛生分野における支援活動を続けていくことを計画している。 |