寄付上手になろう
自分にあった寄付計画
寄付をする際に、金額、タイミング、頻度など、どうすれば最適なのだろうかと悩む方は多いのではないでしょうか。「これが最適です」という答えはありませんが、ご自身に合った寄付計画を考えてみてください。
金額について
金額については、「街頭募金で100円を入れる」という場合から、「家族の食事一回分(2,000円)」であったり、「月給の1%」というケースまで、様々な考え方があります。ご自身のライフスタイルにあった金額設定をして、無理なく始められるのがよいと思います。
ちなみに、ガンバNPOでの1件あたりの平均寄付金額(2007年)は、4,167円でした。特定の団体だけに寄付する場合や、たくさんの団体に少しずつ寄付をする場合などによっても違ってくると思います。
また、NPOによっては、「100円で子どもに予防接種ができます」「1,000円で、保健ボランティアを1名増やせます」「50万円で井戸が建設できます」という説明をしている団体もあります。このような情報を参考にしながら「自分が支援したいことを達成するために必要な額」を逆算して寄付金額を決める、というものひとつの方法です。
タイミングや頻度について
寄付のお願いをされた際に、ワンショット(一回)の寄付をして終わりということもあれば、継続して毎月1回または毎年1回寄付するということもあるでしょう。「寄付したい!と思った瞬間が寄付する時」でもありますので、「継続的な寄付をすべき」という性質のものでもありません。
しかし、寄付を通じて実現することの意味はとても大きなものだと思います。寄付は、地球上で私たちが直面しているさまざまな問題(貧困、飢餓、環境問題、災害、介護、子育て、ニート、ホームレスなど)を解決するために役立つだけでなく、あなた自身が社会における問題を解決する側にまわるという意味を持ちます。定期的な寄付を計画することは、社会を良くするためにとても素晴らしい行動であることは間違いないと思います。
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